タスクバーに表示するアイコンでハードウェアの状態表示-①-

4か月ぶりの投稿のYNです。
よろしくお願いします。

今月は、「タスクバーに表示するアイコンでハードウェアの状態表示」です。
おまけの②も有りますので、興味がわいた方は②の方も読んでいただけると幸いです。

普段自分が使っているPCのハードウェアの状態をタスクバーのアイコンに表示する事で、画面の右下に目をやれば、いつでも状態が一目でわかるようにできるフリーソフトと、その使い方と設定方法などについて紹介したいと思います。
基本的な環境はWindows10を想定しています。

パソコンの挙動がおかしくなった時にハードウェアの温度やシステムやソフトウェアが原因なのか調べるとき、HDDやSSDの温度と健康状態・マザーボードのチップセットの温度・CPU使用率・メモリ使用量・データのI/O量等が一目でわかると、ハードウェア的な限界という可能性が、すぐにわかるので便利だと思います。

温度表示などは、真夏の非常に暑い時期に、エアコンのない部屋でPCを使わなければいけない時などに、内臓や外付けのハードディスクを使っている場合などに使用して、ハードディスクが故障しやすくなる温度になっているかどうかなどをチェックして、ハードディスクをどう冷やすか検討したりといったことができます。
HDD・SSDの温度に関しては下記を参考にされると良いと思います。

HDD・SSDの温度はどのくらいが適切?熱を持ったときの対処方法

HDD・SSDメーカーのLogitecの上記サイトには、
「PCを使用していると、通常でもHDD、SSDの表面温度は40度程度にまで上昇します。HDDはモーターで内部の円盤(プラッター)を高速回転させているため、構造的に発熱を避けられず、SSDはデータを高速で処理する際の消費電力の増加によって発熱するからです。HDDやSSDの発熱は避けられないものなのですが、HDDは50度、SSDは70度が一般的に動作時の限界温度とされており、それを超えると危険といわれています。」
とありますので、下記で紹介している「CrystalDiskInfo」などは導入しておくと、とても参考になるかと思われます。

具体的なフリーソフト名、タスクバーに表示できるアイコンの機能、常駐(表示)設定方法を並べると、以下のとおりです。


・ソフト名:CrystalDiskInfo(紹介サイト
・機能  :HDDやSSDの温度表示と健康状態表示
・常駐設定:メニューバーから「機能」⇒「常駐」とクリックすると、システムトレイに常駐するようになります。
システムトレイに常駐したアイコンにはHDD/SSDの温度と健康状態(正常時は青色背景)が表示されます。
PCの起動時にソフトを起動させたい場合は、メニューバーから「機能」⇒「スタートアップ」とクリックします。
PCが起動してから時間をおいて、ソフトを起動させたい場合は、メニューバーから「機能」⇒「上級者向け機能」⇒「スタートアップ時の待機時間」で何秒後に起動させるか選択します。


・ソフト名:OpenHardwareMonitor(紹介サイト
・機能  :CPU・マザーボードのチップ・HDDやSSDの温度表示、ファンコントローラーがついているCPUクーラーの回転数(その他:CPUクロック数、CPU使用率、CPU消費電力量、メモリ使用率、メモリ使用量、GPUクロック数、GPU使用率、GPUメモリ使用率、GPUメモリ使用量、データのI/O量等)
・常駐設定:上記の紹介サイトの「指定した情報を、タスクトレイに表示」を参照
・注意点 :このソフトの起動中にタスクバーの通知領域の「ハードウェアを安全に取り外してメディアを取り出す」でUSBデバイスを取り外そうとするとエラーが出てしまいます。対策としては、取り外したいときにこのソフトを終了させてから取り外すという事です。

③(②が使いにくい場合はCPU温度表示のみですがこちらを)
・ソフト名:CoreTemp(紹介サイト
・機能  :CPUのコアごとの温度表示
・常駐設定:ソフトを起動すると自動的にシステムトレイにCPUのコアの温度が表示されます。詳細設定は上記の紹介サイトや、ソフトのメニューで判断します。
・日本語化:メニューバーから「Options」⇒「Settings」⇒「General」タブ⇒「Language」の「English」を「日本語」にして「OK」ボタンをクリック。


・ソフト名:ProcessExplorer(紹介サイト
・機能  :CPU使用率・メモリ使用量・データのI/O量をタスクバーのアイコンでのグラフ表示(各ソフトウェアのプロセスの強制終了や再起動、「ファイル」メニューの「シャットダウン」から「ログオフ」「シャットダウン」「再起動」なども可能)
・常駐設定:メニューバーから「オプション」⇒「トレイ アイコン」⇒「CPU履歴」「I/O履歴」「物理メモリ履歴」などをクリック。(日本語化できている前提での説明です)


・ソフト名:TCP Monitor Plus(紹介サイト
・機能  :ネットワークの通信量(Download/Upload)・通信状態表示
・常駐設定:ソフトを起動すると自動的にシステムトレイに通信状態(Download/Upload)が表示されます。

※表示したタスクバーのアイコンはそのままだと、吹き出し「隠れているインジケーターを表示します」内に隠れてしまうため、下記を参考にアイコンを表示させてください。

Windows10 – タスクバーの通知領域に表示するアイコンを選択(設定) 2021.05.07

>>タスクバーに表示するアイコンでハードウェアの状態表示-②-へ続きます。

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