エディタについて

4か月ぶりの投稿のYNです。
よろしくお願いします。

今月は、「エディタについて」という事で、下記のリンク先の記事のランキングをネタに少し書きたいと思います。

ITエンジニアが使いたいエディタトップ10 「Visual Studio Code」は3位 1位は? 2021年05月27日 12時00分 公開 [ITmedia]

ランキングは「エディタ(メモ帳[Notepad]の機能拡張版のようなもの)」と、「IDE(統合開発環境)」のトップ12くらいまでが掲載されています。

私の担当は、HTMLのマークアップなどの更新作業が主な作業なので、今回は「エディタ」について掘り下げてみたいと思います。

まず、「エディタ 」と呼ばれるものの定義をはっきりさせます。
Wikipediaによると「エディタ(またはエディター、editor)は、コンピュータ上で各種のオブジェクトを編集するソフトウェア。単にエディタという場合、テキストエディタを指すことがある。」とあり、エディタの種類としてテキストエディタやシステムの変数や画像や音声や科学にまつわるエディタについてのリンクが掲載されています。
本稿では、「エディタ」は上記で「メモ帳[Notepad]の機能拡張版のようなもの」と表記したように、いわゆる「テキストエディタ」を指します。
「テキストエディタ」にも、単純なプレーンテキストを入力する中で、文章入力のため、HTML編集のため、プログラム言語のソースコード入力のためなど、各種用途に対応した機能を持ったものが有ります。

私は過去に会社員だった時にプログラマだったため、直属の先輩が「秀丸エディタ」を使っている先輩が多く、自分も見習って使い始め、マクロをいろいろ作って使っていたこともあり、自宅では「サクラエディタ」とともに「秀丸エディタ」を使っています。
「サクラエディタ」もシェーンのHP制作班の自分に割り当てられたパソコンにインストールされていて、使い始めました。
奇しくも「エディタ」ランキングの1位と2位で、やはり使い勝手が良いと思う人が多いのか、私のように職場の先輩に倣ってなどという人もいたりするのかなと思います。
「秀丸エディタ」はシェアウェア(有料)という事もあり、少し利用に関してハードルがあるのかなと思いますが、使い始めると手放せない機能がいろいろあります。

 

記事で紹介された「エディタ」のランキングは、下記のとおりです。
・1位「サクラエディタ」(38.0%)
・2位「秀丸エディタ」(20.8%)
・3位「Visual Studio Code」(9.4%)
・4位「Atom」(5.2%)
・5位「TeraPad」(5.0%)
・6位「EmEditor」(3.0%)
・7位「Brackets」「Notepad++」「Vim」が同率(2.7%)
・10位「CotEditor」(1.7%)
・11位「Emacs」(1.5%)
・12位「Liveweave」と「Sublime Text」が同率(1.0%)

ランキングで紹介されたエディタを選ぶ上で重視するポイントは、下記のとおりです。
・1位「ソフトの軽さ」(34.2%)
・2位「機能性の高さ」28.3%)
・3位「日本語対応」(14.4%)
・4位「外部ツールとの連携」(8.9%)
・5位「対応している開発言語」(7.2%)
・6位「アプリケーションインストールの有無」(3.5%)

 

以降は、ランキングに登場したエディタの特徴や、エディタを選ぶ上で重視するポイントの有無などを、少しですが紹介します。

 

まず、1位の「サクラエディタ」(38.0%)ですが、機能については公式サイトの「サクラエディタ – 機能紹介」を基本的に参考にしつつ、「サクラエディタの使い方、インストールから基本設定や便利な機能までをご紹介 」というドスパラのサイトが参考になります。
上記サイトで紹介されている特徴は下記のとおりです。
・アウトライン解析が可能
・マクロが利用可能
・カラー強調表示(特定のことばを色分け)が可能
・さまざまな文字コードへの対応
・grep機能(複数のファイルから、指定した文字列を払い出す)が利用可能

オープンソースで開発されていて、無料で動作が軽快で多機能で日本語ユーザーにやさしい国産のエディタです。JavaやHTML、C/C++など15種類の言語に対応したハイライト表示がされ、デフォルトの背景色は桜色です。
他に「矩形(くけい)選択」(「長方形のかたち」に選択できる機能)が使えるというのが今回調べてみて初めて分かり、秀丸エディタでよく使っている機能だったので、今後HTML編集などでサクラエディタを使う時などに応用できればと思います。

 

次に、2位の「秀丸エディタ」(20.8%)ですが、基本的な機能や特徴などは公式サイトを参考にするとよいかと思われます。
秀丸エディタの弱いところ、強いところ 」というサイトで、古いながらもいまだに使っている人が一定数いる理由などの参考になります。
上記サイトで紹介されている秀丸エディタ向きのユーザーの特徴は下記のとおりです。
・Windows 使いである
・UNIX 系エディタ(Vim、Emacs、Sublime Text, Atom etc…)は習得がムズすぎて挫折した
・マウス使いである
・日本語ドキュメント、ブログ、小説などを書く用途がメイン

秀丸エディタの弱いところの項目は下記のとおりです。
・基本的にプログラミングには不向き
・エンジニア人口が少なく設定資産が乏しい
・設定が dotfiles でない
・Windows でしか使えない

秀丸エディタの強いところの項目は下記のとおりです。
・メニュー、タブ、ウィンドウ――Windows ベースの慣れ親しんだ UI
・GUI ベースでありながら設定項目が豊富であること
・ヘルプが読みやすいこと
・正規表現やマクロも使える
・日本語編集に強い
・ツールバーやステータスバーに好きな操作を配置してクリック一発で呼び出せる

有料のシェアウェアですが、動作が軽快で多機能で日本語ユーザーにやさしい国産のエディタです。開発言語別のハイライト表示やgrep機能、ファイル比較はもちろん、回数無制限のUNDO/REDO機能や、1000万行までのファイルを処理できる点などが評価されているようです。

 

次に、3位の「Visual Studio Code」(9.4%)ですが、各種OS上で動作するマルチプラットフォームで、文章入力、HTML編集、プログラム言語のソースコード入力などがスムーズにでき、プラグインなどにより多機能で、PCのOSのWindowsで有名なMicrosoft社製の、世界的にユーザーが多数いる無料のエディタのようです。早くて軽いと評判だそうです。
【アニメ図解たっぷり】VSCodeの使い方入門!~ 基本からWeb制作まで」というサイトに使い方の概要がアニメーション画像とともに分かりやすくまとまっています。
・インストールの仕方
・編集画面の説明
・日本語化
・VScodeの便利機能(インテリセンス、EMMET、マルチカーソル、ユーザースニペット)
・Web制作(HTML、CSS、WordPressの記述に関して)
…などの説明が載っていて初心者にもわかりやすいかと思われます。

 

次に、4位の「Atom」(5.2%)ですが、無料の海外製で、各種OS上で動作するマルチプラットフォームで、文章入力、HTML編集、プログラム言語のソースコード入力などがスムーズにでき、いろいろなパッケージにより多機能で使いやすくでき、最新バージョンではカラーピッカーなども利用できるようです。
【ATOMエディタまとめ】インストール方法と使い方を紹介!」というサイトに使い方などがまとまっています。
ただ、「Atomを使うときのQ&A」という項目の「Atomが重くなったときはどうすればいい?」、「ファイルが保存できなくなってしまった」、などの欄のことを考えると、動作が軽快で安定しているとは言えない部分はあるのかもしれません。

 

次に、5位の「TeraPad」(5.0%)ですが、2012年で開発が止まっているようですが、ソフト自体のファイルサイズも小さく、無料で動作が軽快なWindows用の国産のエディタです。
公式サイトの説明で「行番号、桁ルーラー表示、IME再変換、画面分割、印刷とプレビュー、 D&D編集、Undo・Redo、HTML・ Perl・PHP・CSS・Ruby・INI・BAT・C++・Java・JavaScript・HSP・Delphiの各種編集モード、 矩形選択、TAB・空白・改行・[EOF]のマーク表示、 文字・改行コードの自動認識、外部プログラムの起動、排他制御、標準入力の取り込み、 WWWブラウザでのプレビュー、引用行・URL・メールアドレス のカラー表示など、 テキストエディタとしての基本的な機能をもっています」とあります。
最終バージョン公開当時くらいから使い続けている人にとっては、手放せないソフトなのかもしれません。

 

次に、6位の「EmEditor」(3.0%)ですが、Emurasoftの江村豊氏が開発している、動作が軽快なWindows用の国産のエディタです。
バージョン1はフリーウェアで、バージョン2よりシェアウェア化され、現在EmEditor Professionalという有償版がダウンロード販売され、バージョン5から、一部機能を省略したフリーウェア版も復活し公開されているようです。
特徴などは公式サイトやWikipediaを参考にすると良いかもしれません。

 

7位以降のエディタについては詳細は省略させていただきますが、それぞれに優れた機能を持ったエディタなのだろうと思われます。
以上、少し冗長になってしまいましたが、エディタの簡単な紹介でした。
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

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