IPFSについて

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Braveブラウザが「IPFS」対応を実装、中央集権型から次世代の分散型Webに前進 2021/01/20 08:12 著者:Yoichi Yamashita

という新興のBraveブラウザの新しい機能から、IPFS(InterPlanetary File System) とは何ぞやと思いまして、色々調べてみました。

IPFS入門 > IPFSとは何か?

普段皆さんが目にするURLの頭の文字。HTTP(Hyper Text Transfer Protocol) を補ったり、置き換えたりということを想定しているようです。

私なりに要約してみると、

従来のHTTPは、一つのWebサイトやそのサイトに置かれるファイルは、固定の一つのサーバなどに置かれて中央集権的に管理されています。
そこでサーバ管理者は、下記のような問題点を抱えます。

・サーバの24時間稼働を強いられる
・アクセスが増えすぎたとき遅延が発生しないように回線を増強しなければならない
・情報が改ざんされないように不正アクセス対策を講じなければならない

しかし、その代わりにサーバ管理者は保存されているすべてのデータの生殺与奪権を持ちます。
Facebook(BBCロイター )やトルコ(BBCWikipedia )などの国家が、データの不正利用やアクセスの制限を行おうとも、インターネット利用者はどうにもできません。

それに対してIPFSはP2P 技術やブロックチェーン を使い同一の内容が複数のサーバに分散してデータが置かれます。
それによって、下記のようなHTTPの問題の解決が図れます。

・サーバへのアクセス集中を防ぐ
・データが改ざんされることを防ぐ
・政府や公的機関からの検閲を防ぐ
・耐障害性を高められる

ただ、IPFSはネットの新しいインフラともいわれ、仮想通貨(暗号資産)をサポートしその資本力によって成り立つ側面もあるようです。
WEB制作者サイドからしても、実装にはそれなりに高いハードルがあるので、一般的になるのかは今後の開発の行方次第かもしれませんね。

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