使い勝手の良いパソコンのショートカットキー – ③ [TAB]キーを使った切り替え
4か月ぶりの投稿のYNです。
よろしくお願いします。
今月は、下記の記事にインスパイアされて投稿した、「使い勝手の良いパソコンのショートカットキー」のテーマで「① 基本編」、「② エクスプローラでの応用編」の続きの「③ [Tab]キーを使った切り替え」ということで、少し書きたいと思います。
大学生の4割、“コピペ”のショートカットキーを知らない 人材育成サービス「MENTER」調べ 2023年11月22日 14時59分 公開 [松浦立樹,ITmedia]
私がWindowsパソコン(PC)を使い始めたのは、高校を卒業して情報処理の専門学校に入ってからです。
その専門学校では、生徒全員にPC無料配布(貸出だったかな?最終的には卒業時にいただきました)していて、最初に学校の授業でやったことは、フロッピーディスクでWindows95(OS)のバックアップを取ることでした。
Windows95が世に出て間もない頃でしたので、まだフロッピーディスクやMS-DOSの文化がまだ残っていました。
Windows95(もしくはNT)からGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)(※1)が本格的に使えるようになったみたいなことが言われてまして、それまで主に使われていたCUI(キャラクターユーザーインターフェース)(※2)から画期的に使いやすくなったというようなことが言われていたような気がします。
※1:マウスを使ってシステムの色々な操作がグラフィカル(視覚的)に直感的に使えるというイメージでしょうか…
※2:現在のWindowsやLinuxでも使われることがある、コマンドラインにキーボードを使ってコマンド(命令文)を入力してシステムを操作できるというイメージでしょうか…
当時はまだCUI文化が残っていたので、Windowsのエクスプローラを使ったファイル操作なんかより、DOSやコマンドプロンプトでファイル操作したほうが早いよなんて言ってた先生もいました。
そこで、私はWindowsを少しでも効率良く素早く操作したいと思い始めたような気がします。
ですが、その頃はまだPC初心者で、ショートカットキーも恐る恐る使っているような感じでした。
入学してからしばらくして、PCで元々NECのPC-98のゲームなどで経験を積んできた先輩(同学年ですが年上の)からPCの使い方やハードウェアの事を学びながら、今は当たり前に感じるようなことにも慣れていきました。
GUIとCUIのいいとこ取りというようなイメージで、効率最重視の良い操作方法だなと思って、今でもショートカットキーを使っています。
前置きは前回のコピペです…無精者ですみません…ちなみにそのコピペ方法は、エクスプローラ上での前回の下書きのテキストファイルのコピペです。
では、本題に入ります。
前回同様「使い勝手の良い」とタイトルに付けてしまっているので、出来るだけ効率の良いものを紹介したいと思います。
今回はWindows10のシステム上での[Tab]キーの使い方について簡単に説明します。
[Tab]キー単体やあるキーとの組み合わせなどで、[Tab]キーを何回か押すことで、あらかじめ対象のアプリやシステムなどの開発時に設定された、タブ オーダー の順番に、画面上のカーソル 位置(文字入力位置の縦棒の点滅や、マウスポインタの矢印や手のアイコンのことだけではなく、画面上の現在の[Enter]キーを押して実行できる、点線などで囲われたタブやボタンなど)を、設定された順番通りに切り替えることができます。
その1:[Tab]キー単体でできること
①:Webサイトやアプリなどの、個人情報の入力フォーム、例えば公式サイトなどのメールフォームやお問い合わせフォームの[氏名][住所][電話番号]などの入力欄の切り替え。基本的には[Tab]キーを押した回数だけ、上から下に入力欄内のカーソル(文字入力位置の縦棒の点滅)が切り替えられます。[Shift] + [Tab]キーで下から上に入力欄のカーソルが切り替えられます。
②:MicrosoftのExcelで、セルに文字や数字などを入力した後に、[Enter]キーを押さずに[Tab]キーを押すと、右隣のセルにカーソルが移動します。Excelで上から下に順番にセルを移動しながら1列入力したい場合は、文字入力後に[Enter]キーで。左から右に順番にセルを移動しながら1行入力したい場合は、文字入力後に[Tab]キーを押すと覚えておくと、Excel作業がはかどります。[Shift] + [Tab]キーで右から左に順番にセルを移動できます。
その2:[Ctrl] + [Tab]でできること
○基本的には、タブが画面上部に並んでいるアプリのタブの切り替え。[Ctrl]キーを押し続けながら、[Tab]キーを押した回数だけ左から右へタブが切り替わります。[Ctrl] + [Shift] + [Tab]キーで右から左へタブが切り替わります([Ctrl]キーを押し続けながら、[Shift]キーも押して、二つのキーを押し続けながら、[Tab]キーを押した回数だけ右から左へタブが切り替わる)。
具体例:
①Webブラウザ(Google Chrome・Microsoft Edge・Safari・Firefox・Operaなど)の画面上部に並んでいるタブの切り替え
②複数のテキストファイルなどを一つのアプリ上で編集できる、タブエディタ(国産エディタだと、サクラエディタ ・秀丸エディタ・EmEditor など)の画面上部に並んでいるタブ(テキストファイル)の切り替え
③各種アプリの設定画面などの各項目がタブで分けられている場合の切り替え
…など、その他にもタブのあるアプリでは、基本的に切り替え可能だと思われます。
その3:[Alt] + [Tab]でできること
○Windowsのウィンドウ(アプリ)の切り替え。[Alt]キーを押し続けながら、[Tab]キーを押すと、ウィンドウ(アプリ)の切り替え画面になります。切り替え画面が表示された状態で、[Alt]キーを押し続けながら、[Tab]キーを複数回押すと、[Tab]キーを押した回数だけ、対象のウィンドウ(アプリ)に左から右にカーソルが切り替わり、[Alt]キーを離すと、切り替え画面のカーソル位置の画面に切り替わります。[Alt]キーを押し続けながら、[Shift]キーを押しながら[Tab]キーを複数回押すと、[Shift]キーを押しながら[Tab]キーを押した回数だけ、対象のウィンドウ(アプリ)に右から左にカーソルが切り替わります。([Tab]キーは押し続けてしまうと次々と次候補に切り替わってしまうので、[Tab]キーは1回1回押したらすぐ離してください)
※[Windows]キー + [Tab]キーでも同じようなことができます。
※Windows10での[Alt] + [Tab]を使用するうえで、デメリットな情報ですが、下記もご参照ください。
「2022年3月7日 Alt+Tab でウィンドウの切り替え不能になったときの対処法」
※インターネットには偉大な先人がいらっしゃいまして、下記の記事は私などよりスマートな解説が載っていてわかりやすいので、私の解説がどうにも分かりづらいという方は、下記のサイトなどをご覧ください。
Tabキーとは?使い方と設定方法、効かない時の対応を解説【Windows,Mac】 更新: 2021.06.16
ということで「使い勝手の良いパソコンのショートカットキー」をテーマにした投稿のエクスプローラでの応用編の「②」に続き、「③」のショートカットキーの中でも何らかの切り替えのときに使用する[TAB]キー関連情報でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回は、自然言語処理AI関連の投稿になるかと思いますので、よろしくお願いします。