2つ目のOSを月額料金で使う方法
パソコンを触っていると、ストレージにファイルをダウンロードしたり、レジストリを汚したくない考えからソフトをインストールしたりせずに、お試しで使ってみたいことってありませんか?
基本的にパソコンをいじるということは、ハードウェアとソフトウェアの両方が無いと操作することはできません。もしかしたら、エミュレーター等のソフトウェアを利用すれば、可能であると考えた方も多いかもしれませんが、この方法ではハードウェア面については、普段使っているストレージを利用することや、エミュレーター自体がレジストリを汚してしまうこともあるため、条件を満たすことはできません。ハードウェアについて、解決する方法があります。VPSサービスを利用することでハードウェア及びソフトウェアをネットワーク上に用意すると、上記の課題を解決する上に、どこからでも同一の環境でパソコンを操作することができます。
※ただし、リモートで操作することから手元にパソコンが必要です。
もともと、VPSサービスでは仮想OSを提供するサービスですので、CUI(コマンドライン)であれば、リモート接続で操作することができます。ですが、今回はGUIでの操作が出来ることを目指しますので少しカスタマイズが必要です。 具体的には、手元(1つ目)のパソコンがWindowsであれば、リモートデスクトップという機能がありますので、それを利用します。以下に必要なサービスとプログラムを列挙します。
- Debian(Linuxディストリビューション)
- X Window System(LXDE)
- RDP・XRDP(リモートデスクトッププロトコル)
これらとVPSサービス併用して設定を行えば、ネットワーク上にどこからでも同じ環境で利用できるパソコン環境が、構築できます。VPSサービスは、私的の経験談からConoHaの物理メモリ1Gのプランであれば、それほど遅延なく利用することができましたので、他サービスでも同等の性能のプランであれば、問題なく使えると思います(VisualStudioCodeがスムーズに動作)。また、現在は仮想OSにMicrosoft WidnowsをインストールできるVPSサービスも多数登場しているので、そこにMS Officeをインストールして色んな場所から利用するなど、仮想OSにインストールするソフトによってさまざまな使い方ができるでしょう。