自然言語処理AI(ChatGPT,Microsoft Copilot,Gemini,Claude)を、身近な存在として使うためには? – ③ – AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)
4か月ぶりの通常投稿のYNです。
よろしくお願いします。
今月は、「自然言語処理AI(ChatGPT,Microsoft Copilot,Gemini,Claude)を、身近な存在として使うためには? – ③ – AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)」という事で、画像生成AIブームの後に、いやむしろそれがあったからこそ画像生成AIができたと言っても良い、自然言語処理AIの中でもGoogle検索関連AIについて、まとめ的な記事を少し書きたいと思います。

まず、本稿で「自然言語処理AI」と呼ぶものは何かというと、簡単に言いますと基本的には「どんな質問にもそれなりに自然な回答をしてくれるAI」です。
AIと呼称されている各システム(アプリケーション)が人間のテキストデータの質問から、それに対する自然な回答を生成するために、インターネット上のニュースや論文や、一般人や専門家の分析記事などのテキストデータのビックデータや、開発者の用意したある程度の規模のテキストデータを、機械学習により解析したものを元データとして利用し、AI使用者などが入力した文章に含まれる単語などを、一定のアルゴリズムで解析して自然な回答生成に利用し、人間同士の会話かのような自然な対話により、自然な回答を提示するものです。
(あまり正確な表現ではないかと思われますので、下記に紹介する解説サイトなどを参考にされてください)
かなり高度化・多様化しており、便利に使えそうな自然な回答例が、ネットに上がっております。
自然言語処理AIがこれだけ世に広まったきっかけは、やはりChatGPT (wiki ) の成功だと思います。
ChatGPT、リリース1年でこんなに変わった 2023年12月5日
OpenAI社のChatGPTは元より、他の自然言語処理AIと呼ばれるものは、Microsoft社のCopilot (解説サイト )・Google社のGemini (解説サイト )・Anthropic社 のClaude (解説サイト )などです。
FirstPageSage 今月の米国生成AIシェアトップ10
このブログの他の投稿で、毎月投稿している「WEB制作関連の各部門シェア調査:内製グラフのチャットAIによる分析結果と問い合わせ結果 」の「内製グラフのチャットAIによる分析」に「Claude Sonnet 4」などを使った分析結果を利用させてもらったりしています。
◆ここまでがテンプレートな前回までのコピペです。◆
今回は自然言語処理AIとして身近だと思われるGoogle検索画面に出てくるAI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)の記事を紹介します。

本稿では、Googleの自然言語処理AIの内の一つ「AI Overview」の関連情報をまとめてみました。
大まかな項目として、下記の項目が有ります。
※ITmedia・Gigazineの関連記事については、時系列順に上から下に並べてあります。
※Google検索の生成AI機能「SGE」、というのは「AI Overview」と呼ばれる前の名称です。
◆目録
①Google検索の生成AI機能「SGE」関連記事【ITmediaなど】
②Google検索の生成AI機能「SGE」関連記事【Gigazine】
③AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)関連記事【ITmedia】
④AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)関連記事【Gigazine】
⑥Google検索「AIモード」関連記事【Gigazine】
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①Google検索の生成AI機能「SGE」関連記事【ITmediaなど】
・Google検索の生成AI機能「SGE」、日本語版提供開始 2023年08月30日 08時57分 公開 [佐藤由紀子,ITmedia]
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②Google検索の生成AI機能「SGE」関連記事【Gigazine】
・2023年08月03日 11時14分 ネットサービス GoogleがAI検索に「画像と動画」機能を追加すると発表、動画の必要な部分だけをAIが見つけてくれる超便利機能
・2023年08月16日 13時03分 ネットサービス Google検索にジェネレーティブAIを組み込んで単語の詳細を表示・プログラミングコードの色分け・記事の要約を行うテストが開始
・2023年08月24日 20時00分 ソフトウェア GoogleのAI搭載検索エンジン「SGE」が大量虐殺のメリットをアピールし始めたとの報告
・2023年10月13日 12時40分 ネットサービス Google検索バーからAI画像を生成できる「Search Generative Experience」が登場
・2023年12月20日 15時00分 ネットサービス GoogleがBardで選挙関連のクエリを制限するなど、選挙関連のAI使用に制限
・2024年02月15日 11時52分 メモ OpenAIがBingを活用したGoogle対抗のウェブ検索サービスを開発中か
・2024年03月21日 12時30分 ネットサービス Google検索の責任者に就任したエリザベス・リード氏が「AIを活用した検索システム」に注力する方針を明かす
・2024年03月29日 07時00分 セキュリティ Google検索のAI機能「Search Generative Experience」がスパムや詐欺的なサイトを含んだ回答をしてくるという指摘
・2024年04月04日 11時24分 ネットサービス Googleが「生成AIを使った検索機能」の有料化を検討している
・2024年05月23日 20時00分 ネットサービス AIの台頭によって検索エンジンからサイトへのトラフィックが2026年までに25%減少すると調査会社が予測
・2024年05月28日 23時00分 ネットサービス Google検索のアルゴリズム変更でトラフィックの90%超を失ったウェブサイトが窮状を訴える
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③AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)関連記事【ITmedia】
・Google、「AI Overview」の上下に広告を表示させるテストを米国で開始へ 2024年05月22日 11時28分 公開 [佐藤由紀子,ITmedia]
・Google、「AI Overview」を日本でも利用可能に (ピザに接着剤、は改善か) 2024年08月16日 07時31分 公開 [佐藤由紀子,ITmedia]
・Google検索の“AI概要”がおバカすぎる? トンデモ回答が続出、強まるフェイクへの懸念 2024年12月03日 18時00分 公開 [吉川大貴,ITmedia]
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④AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)関連記事【Gigazine】
・2024年05月22日 17時00分 ネットサービス GoogleはAI生成の新しい検索ページにもやはり広告を表示する予定
・2024年05月27日 10時58分 ネットサービス Googleが間違いだらけのAI検索を手動で修正中との報道、AI検索を回避する個人開発サービスも登場
・2024年06月05日 14時00分ネットサービス Google検索結果の「AIによる概要」は全体の出現率が84%から15%に激減しているもののヘルスケア関連では63%と高水準
・2024年08月16日 11時49分 ネットサービス GoogleのAIが検索結果をわかりやすく概説してくれる「AIによる概要」がついに日本語をサポート
・2024年10月04日 10時29分ネットサービス Googleの「AIによる概要」に正式に広告が掲載されるように
・2024年10月29日 11時53分ネットサービス Google検索の「AIによる概要」機能が100以上の国と地域で提供開始、ユーザー数は月間10億人以上に
・2025年03月06日 13時05分ネットサービス Googleの「AIによる概要」がGemini 2.0にアップデート、より難しいタスクに取り組めるように
・2025年06月11日 12時05分ネットサービス Google検索からニュースサイトへのトラフィックが激減し「AIによる概要」の導入でさらなる危機が訪れるとの指摘
・2025年06月16日 11時40分ネットサービス Googleが「検索結果の内容をラジオ風に音声でまとめるAI機能」を開発中
・2025年06月24日 08時00分メモ 「AIの要約を信頼する人が増えてサイトへのトラフィックが急落しパブリッシャーは危機にある」とCloudflareのマシュー・プリンスCEOが警告
・2025年07月22日 19時00分ネットサービス Googleで自分の名前を調べたら「AIによる概要」で「10年前に死んだ人物」と回答されたという報告
・2025年08月07日 12時30分ネットサービス Google検索責任者が「AI機能の導入後も検索クリックの総量は安定している」と主張するも具体的なデータはなし
・2025年09月02日 23時00分ソフトウェア GoogleのAIによる概要でイスラエルに行ったこともないのに「イスラエル旅行をして物議を醸す動画を公開した人」とでっちあげられたという報告
・2025年09月09日 12時21分ネットサービス Googleが「オープンウェブは急速に衰退している」と語る、その真意とは?
・2025年10月08日 12時30分ソフトウェア AIが生成した誤情報を別のAIが情報源として誤報をまき散らす悪循環がインターネットと創作を破壊している
他の最新の記事については、Gigazineサイト内「AI Overview」検索結果 をご覧ください。
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⑤Google検索「AIモード」関連記事【ITmedia】
・Googleは検索を“捨てていない” 「AIモード」投入、狙いは過去資産の徹底活用 2025年05月23日 08時30分 公開 [西田宗千佳,ITmedia]
・Google検索に「AIモード」日本語版が登場 長文の質問にもAIが即時回答 2025年09月09日 11時52分 公開 [ITmedia]
・Googleの「AIモード」、テキストで画像を検索し、そのまま購入へ 2025年10月01日 09時47分 公開 [ITmedia]
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⑥Google検索「AIモード」関連記事【Gigazine】
・2025年02月07日 13時00分ネットサービス Googleが新しい検索「AIモード」のテストを開始、一体どんな検索機能になるのか?
・2025年05月14日 12時25分ネットサービス Googleが検索ページで「AIモード」ボタンをテスト中
・2025年07月17日 12時05分ネットサービス Gemini 2.5 Proを用いたウェブ検索がGoogleのAIモードで利用可能に
・2025年07月30日 11時55分ネットサービス Google検索のAIモードが「画像やPDFファイルの内容に応じた検索」などに対応し超絶強化
・2025年08月07日 12時30分ネットサービス Google検索責任者が「AI機能の導入後も検索クリックの総量は安定している」と主張するも具体的なデータはなし
・2025年09月09日 10時58分ネットサービス Google検索の「AIモード」が日本語でも提供開始される
・2025年09月19日 13時40分ソフトウェア Google ChromeにAIチャットボットを統合した「Gemini in Chrome」が有料ユーザー以外にも開放へ
※下記は、日本で開始されたGoogle検索「AIモード」で「GoogleのAIモードはチャット生成AIサービスではないのですか?」と質問した結果です。
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Googleの「AIモード」は、一般的なチャット生成AIサービスとは異なり、あくまで検索体験を拡張・強化するための機能です。
AIモードの主な目的は、従来の検索結果に加えて、AIが生成した要約回答や、より対話的な検索機能を提供することにあります。チャット生成AIは会話を続けることが主体であるのに対し、AIモードは検索結果からより効率的に情報を得ることを目指しています。
チャット生成AIサービスとの主な違い
┃項目 ┃ Google AIモード ┃ チャット生成AIサービス (例: Gemini) ┃
│主な目的 │ 検索結果の要約と、検索の効率化。 │ ユーザーとの対話による文章生成や質疑応答。 │
│インターフェース │ Google検索のインターフェース内に表示される。 │ 独立したチャット画面で、専用の会話が行われる。 │
│情報の提供元 │ ウェブ上の複数の情報源を分析・要約する。 │ 学習済みのデータをもとに回答を生成する。 │
│対話機能 │ 検索結果を補完するための「フォローアップ質問」が可能。 │ 過去の会話履歴を踏まえた、より連続的な対話が可能。│
│情報の参照元 │ 要約文の根拠となるウェブサイトのリンクを提示する。 │ 特定の情報の参照元を明示しない場合が多い。 │
GoogleのAIモードは、従来の検索エンジンをベースに、AIの対話的な要素を部分的に取り入れた「新しい形の検索」と言えます。一方、Geminiのような独立したチャット生成AIは、ユーザーとの対話そのものを目的としたサービスです。
将来的な統合の可能性
将来的には、AIモードの機能が通常の検索画面に統合される可能性も示唆されています。しかし、現時点では、チャット生成AIサービスとは明確に区別されています。
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ということで「自然言語処理AI」をテーマにした投稿の「③」という事で、AI採用Google検索機能「AI Overview」(日本では「AIによる概要」)のご紹介でした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします。